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産経抄

9月3日

「独特の常識の持ち主だから気をつけろと編集長にいわれました」。作家の佐藤愛子さんは、ある雑誌からインタビューに来た女性の「常識不足」の発言を面白がる。編集長は悪口にならないよう「独特の」という言葉を考え出したのだろうと、察した。

▼佐藤さんは早速、広辞苑を引く。「常識」と並ぶ「情識」が目を引いた。「勝手な考え。わがまま。一説に争う心とし、また強情、頑固の意ともいう」。佐藤さんは自分を「情識家の方らしい」という(『かくて老兵は消えてゆく』)

▼いや、現在97歳の佐藤さんこそ、本当の意味での常識家だと、人気エッセーのファンは知っている。小欄は情識という言葉から、世間の耳目を集めた裁判を思い浮かべた。東京・池袋で平成31年4月、乗用車の暴走により、松永真菜さん=当時(31)=と3歳だった長女の莉子ちゃんが死亡した悲惨な事故は、記憶に新しい。

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