【清雲栄純氏チェックアイ】黒星発進 劣っていたゴールへの姿勢 - 産経ニュース

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清雲栄純氏チェックアイ

黒星発進 劣っていたゴールへの姿勢

【サッカー日本代表 カタールW杯アジア最終予選 日本代表対オマーン代表】後半、オマーンに先制ゴールを許し、がっくり肩を落とす酒井宏樹(中央)、久保建英(右)ら=パナソニックスタジアム吹田(撮影・蔵賢斗)
【サッカー日本代表 カタールW杯アジア最終予選 日本代表対オマーン代表】後半、オマーンに先制ゴールを許し、がっくり肩を落とす酒井宏樹(中央)、久保建英(右)ら=パナソニックスタジアム吹田(撮影・蔵賢斗)

サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選の日本-オマーンが2日、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われ、日本は0―1で敗れ、黒星スタートとなった。

これほど内容の乏しい日本の試合は長く見ていなかったので驚いた。約1カ月間の事前合宿を張って臨んだオマーンとのコンディションの差は大きかった。敗因の1つだったのは間違いないが、何より劣っていたのはゴールへ向かう姿勢だった。

相手の背後を突いたり、味方を追い越したりする形が少なすぎた。具体的には大迫(神戸)が下がってできたスペースを鎌田(アイントラハト・フランクフルト)らが突いたり、仕掛ける伊東(ゲンク)を酒井(浦和)が追い越したりする動きだ。

動いてスペースを作り、できたスペースを周囲の選手が使って崩していくのが日本の持ち味だ。それが見られなかったため、ボール保持者のプレー選択の幅は狭まり、判断の速度も鈍った。個々の単調なプレーが目立った日本の攻撃は、オマーンに脅威を与えていなかった。

カタールへの長距離移動を経て7日には中国戦が控える。2日のオーストラリア戦もカタール開催だった中国の方が条件はいい。大幅なフィジカル面の改善も見込めないが、メンタルの切り替えは可能だ。必要なのはゴールに向かう姿勢を取り戻すことだ。

絶対に勝ち点3を取らなければいけないという重圧もかかるが、苦境に立たされたからこそ、乗り越えれば一回り大きくなれるという前向きな気持ちで戦ってほしい。(元日本代表コーチ)