前線停滞で荒天続く、西・東日本で災害警戒を

9月3日13時現在の気象衛星ひまわりの雲画像
9月3日13時現在の気象衛星ひまわりの雲画像

秋雨前線の停滞や低気圧の影響で西日本と東日本は4日にかけて荒れた天気が続きそうだ。気象庁は3日、雨による土砂災害や浸水、川の増水に警戒を呼びかけた。大気の状態が不安定になるため竜巻などの激しい突風や雷にも注意が必要だ。

気象庁によると、前線が西日本を通って日本の東に延び、前線上の低気圧が九州の西から東に進んでいる。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流入し、前線の活動が活発になっている。

4日夕方までの24時間予想雨量は、いずれも多い場所で東海120ミリ、関東甲信100ミリ、中国、近畿、北陸80ミリ。

3日は前線に沿って九州北部から東日本の太平洋側を中心に天気が崩れた。長崎県平戸市では1時間に72・5ミリ、福岡市早良区で60・5ミリ、高知県香美市で54・0ミリの非常に激しい雨が降った。

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