10代以下感染増が顕著に 大阪・緊急事態宣言1カ月 - 産経ニュース

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10代以下感染増が顕著に 大阪・緊急事態宣言1カ月

新型コロナウイルス特別措置法に基づく4度目の緊急事態宣言が大阪府内に発令されてから、2日で1カ月がたった。府内の感染拡大速度は鈍化する一方、1日あたりの新規感染者数は1日に3千人を突破。インド由来のデルタ株の影響で10代以下の新規感染者数が急増しており、府は親世代にあたる40~50代への拡大と重症化を警戒している。

府によると、1日までの直近7日間の累計感染者数は1万7627人で、前週比約1・1倍に増加。宣言発令日を含む8月4日までの7日間(6495人)は前週比約1・9倍だったことを考えると、増加ペースは鈍ったといえる。

ただ直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数は、8月2日の65・01人から今月2日には3倍超の196・24人に増加。吉村洋文知事は2日の記者会見で「まだピークは見えない」と警戒感を示した。

直近は子供の新規感染者が増えている。8月31日までの7日間で18歳以下の新規感染者数は全体の2割を占める3585人に上り、前週の2560人と比べ1・4倍に。3585人の内訳は、高校生等1044人▽中学生661人▽小学生929人▽未就学児951人-で、未就学児は前週比約1・6倍だった。

児童施設と学校関連で発生したクラスター(感染者集団)は8月31日までの2週間で26施設240人に上り、8月17日までの約2カ月間(27施設279人)と同規模に達した。児童施設のクラスターでは子供から職員や家庭への感染拡大が確認されているという。

府が確保している重症病床(589床)の使用率は今月2日に41・1%と4割を突破。軽症・中等症病床(2669床)の使用率は75・3%。吉村氏は「10代以下の感染が見えないところで広がりつつある。親の世代は重症化しやすいので何とか抑えなければいけない」と強調した。