立民、共産との候補者一本化進む 残り10余りで調整 - 産経ニュース

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立民、共産との候補者一本化進む 残り10余りで調整

衆院選へ向け新ポスターのお披露目を行う立憲民主党・枝野幸男代表=8月18日午後、国会内(春名中撮影)
衆院選へ向け新ポスターのお披露目を行う立憲民主党・枝野幸男代表=8月18日午後、国会内(春名中撮影)

立憲民主党が次期衆院選で政権交代を実現するには、共産党との候補者一本化が焦点となる。菅義偉政権への批判票が分散し、共倒れする事態を避けるためだ。立民は2日までに、全289選挙区のうち214選挙区で立候補予定者を決定済み。共産と重複しているのは約70選挙区で、このうち10余りの与野党接戦区に限り、共産に候補者をおろしてもらいたい考えだ。

両党が競合している選挙区の多くは立民が新人候補を擁立し、一本化しても勝算が高くない。立民の現職や元職が出馬し、接戦が予想される選挙区では8~9割で共産が候補者を立てていない。このため、立民が一本化を図る選挙区は「実質的に十数選挙区」(幹部)。枝野幸男代表は8月31日の記者会見で、政党が異なれば「競合が原則」だと述べた上で「150近くですでに一本化の成果を挙げている」と強調した。

一本化が進んでいるのは、共産が自主的に候補者擁立を見送り、競合を回避してきたからだ。枝野氏の埼玉5区も含まれる。小選挙区制が初めて導入された平成8年衆院選で共産が議席を獲得して以来、補欠選挙をのぞき共産が毎回候補者を出してきた京都3区や高知1区では、今回初めて擁立を見送る。共産幹部は「伝統ある選挙区でのこうした対応は、立民への共闘のメッセージ」と明かす。

立民は直近の党の情勢調査結果も踏まえ、一本化を図る選挙区を絞る。ただ、結論は公示直前まで出ないとみられる。4年前の前回衆院選では、共産が公示前の1週間以内に64選挙区で候補者を取り下げた。枝野氏は「できるだけ皆が納得感を持って進めるようにやっていければ」と語るが、共産側には立民に配慮するばかりの現状にいらだちも募る。(田中一世)

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