恐竜とアートのコラボレーション「Gr8!こぶりな恐竜展」が4日から10月10日まで神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館で開催される。
同展は、ポニーキャニオンのグループ会社であるドリームスタジオとニッポン放送主催で、Gr8とはgreatの意。地球上の歴史とロマンを感じさせる恐竜の魅力を注目のストリートアートによって表現する初の試みとなる。
会場内にはストリートアーティスト、YOICHIRO氏によるオリジナルの恐竜アート12作品が恐竜と共に展示。2つの異なる魅力を対比させたユニークで美しい恐竜展となる。
YOICHIRO氏は「さまざまなジャンルとコラボしてきたが、このような展示は斬新で、自分にとってもどこまで世界観を作れるかの挑戦となっている。ストリートアート、ポップアートをベースに全体のデザインや配色などを考え、最初から最後まで楽しめるポップでクールな今までにない華やかなコラボレーションになるといいな」と話している。
監修は、謎の恐竜と呼ばれたデイノケイルスや日本最大の全身骨格・カムイサウルス (むかわ竜)などを発掘した恐竜研究者、小林快次(よしつぐ)氏(北海道大総合博物館教授)。
「恐竜時代の水辺」「植物食のスペシャリストたち」「格闘恐竜」「肉食のスペシャリスト ティラノサウルス」「恐竜から鳥へ」「恐竜の色の復元・研究の最前線」の6つの章に分け、大ヒット映画「ジュラシック・パーク」シリーズなどでおなじみの恐竜たちも多く登場する。
小林氏は「画期的な試み。展示会はこぶりだが、国内での展示が珍しい『格闘恐竜』や実物化石『プロトケラトプス』などキラリと光るものを展示している。来場される方々にこれまでと違った形でのインスピレーションが与えられることを期待」と語る。
また、学術協力を務める群馬・神流町(かんなまち)恐竜センター学芸員主事の田中望羽(みう)氏からも「近年の研究で恐竜の羽毛があったことや鳥が恐竜の生き残りであることが分かり、恐竜図鑑は色鮮やかになってきている。アーティストの描く恐竜はどんなものなのか。太古の美しい恐竜化石がどのようによみがえるのかワクワクしている」とコメントが寄せられた。
入場料、開場時間などイベント概要の詳細は公式HPへ。
(産経デジタル)