バイデン米大統領は1日、ウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談し「ロシアの侵略に直面するウクライナの主権、領土保全にしっかりと関与する」と表明した。対戦車ミサイルを含む6000万ドル(約66億円)規模の軍事支援の方針を説明し、ウクライナの欧米接近を歓迎する姿勢を示した。
バイデン氏にとって、アフガニスタン駐留米軍の撤退完了後、初めての外国首脳との会談。混乱への批判が渦巻く中、米国の信頼回復を図り、ロシアや中国との競争に焦点を移したい考えだ。
ゼレンスキー氏にとってホワイトハウスでの首脳会談は、2019年にトランプ前大統領に求めて以来、3年越しの実現となった。
ゼレンスキー氏は会談冒頭、ウクライナが望む北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた時間的な見通しを確認したいと指摘した。(共同)