自民総裁選 岸田氏の新型コロナ対策の要旨

自民党総裁選の政策「岸田4本柱」を発表する岸田文雄前政調会長=2日午前、国会内(春名中撮影)
自民党総裁選の政策「岸田4本柱」を発表する岸田文雄前政調会長=2日午前、国会内(春名中撮影)

自民党の岸田文雄前政調会長が2日に公表した新型コロナウイルス対策の要旨は次の通り。

【コロナとの戦い全体像】

・「有事対応」として常に最悪を想定した危機管理

・11月中の希望者全員のワクチン接種完了と年内の経口薬普及に全力

・民間とも連携したコロナに関する電子証明書(ワクチンパスポート)を活用したインセンティブの付与

【デルタ株拡大の対応】

・野戦病院や大規模宿泊施設の借り上げを国主導で実施

・家賃支援給付金や持続化給付金の再支給

・非正規雇用や女性、子育て世帯などコロナに困窮する人への給付金の支給

・緊急事態宣言下で特に感染拡大している地域には教育委員会単位で一斉休校を依頼

【当面目標達成後の対応】

・予約不要の無料PCR検査所の拡大と在宅検査手段の普及

・ウィズコロナ時代の社会のありようを検討するための新たな専門家会議の立ち上げ

【危機対応能力の強化】

・公衆衛生分野の危機管理能力を抜本的に強化するための法改正

・危機発生時に強い指揮権限を有する「健康危機管理庁」の設置

・「臨床医療」「疫学調査」「基礎研究」の3つの機能を統合する「健康危機管理機構」の創設

>岸田氏、菅首相の党人事白紙化も 総裁選勝利なら

会員限定記事会員サービス詳細