飯塚被告、実刑判決に小さくうなずく 池袋暴走公判 - 産経ニュース

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飯塚被告、実刑判決に小さくうなずく 池袋暴走公判

池袋暴走事故の判決で、東京地裁に入る飯塚幸三被告=2日午後1時
池袋暴走事故の判決で、東京地裁に入る飯塚幸三被告=2日午後1時

「被告人を禁錮5年に処す」-。東京・池袋で平成31年4月に発生した暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)。2日の判決公判にも、代理人に車いすを押されて出廷した。

証言台の前に促されると、裁判長に向かって車いすに座ったまま一礼。裁判長に氏名を確認されると、「はい」と、はっきりとした口調で答えた。実刑判決が言い渡されると、2度ほど、かみしめるように小さくうなずいた。

公判中に卒寿を迎えた飯塚被告。これまでの公判で、法廷では、ときおり言葉に詰まる場面もあったが、はっきりと通る声で質問に答え、最終意見陳述でも自力で車いすから立ち上がって無罪を主張した。

一方、遺族から厳しい言葉が相次いだ被告人質問では、終始うつむきがちに。事故で亡くなった松永莉子(りこ)ちゃん=当時(3)=の名前を漢字でどう書くか問われると、「難しい字なので書けないと思う」と謝罪した。

一方で、自身の過失については最後まで否定。「法律上の責任を感じているかはお答えしかねる」「私の車が起こした事故で(自分の)家族に影響が及ばないようにしたい」と発言する場面もあった。

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