8月31日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比39・11ドル安の3万5360・73ドルで取引を終えた。感染力が強い新型コロナウイルスのデルタ株の流行が続き、米景気回復のペースが減速することを懸念した売りが優勢となった。
ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による量的金融緩和策の縮小が早まることへの警戒感は後退しており、下値は限られた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、6・65ポイント安の1万5259・24。
個別銘柄では、スポーツ用品のナイキや石油のシェブロンの下げが目立った。一方、小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは大幅高となった。(共同)