米機関の倉庫から反政府勢力略奪 エチオピア北部

エチオピア北部での連邦政府とティグレ人民解放戦線(TPLF)の紛争を巡り、現地で人道支援をする米国際開発局(USAID)の責任者が8月31日、国営テレビのインタビューに応じ、TPLF側の兵士によってUSAIDが使う複数の倉庫が略奪被害に遭ったと述べた。ロイター通信が伝えた。

倉庫はTPLFが掌握するティグレ州に隣接した、北部アムハラ州などに設置。責任者は略奪のあった倉庫は「完全に空になった」と訴え、紛争による混乱を利用しているとして、TPLFを非難した。

紛争は昨年11月に始まった。連邦政府は6月末に停戦を宣言したが、その後もTPLFが近隣州に進入し、緊張が続いている。

USAIDはティグレ州では90万人が飢餓状態に置かれていると分析。援助機関の現地入りを制限しているとして、連邦政府側も批判している。(共同)