東北でも目立つ生徒らの感染 山形ではクラスター、宮城では分散登校導入も - 産経ニュース

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東北でも目立つ生徒らの感染 山形ではクラスター、宮城では分散登校導入も

新型コロナウイルスの感染防止のため、新学期から分散登校とオンライン授業を取り入れている仙台第三高=1日、仙台市宮城野区(大柳聡庸撮影)
新型コロナウイルスの感染防止のため、新学期から分散登校とオンライン授業を取り入れている仙台第三高=1日、仙台市宮城野区(大柳聡庸撮影)

小中高校の新学期が東北各地でも本格的に始まる中、児童や生徒の新型コロナウイルス感染が目立っている。山形県では、同じ高校に通う生徒のクラスター(感染者集団)が発生。新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域となっている宮城県では感染拡大を踏まえ、分散登校を実施する学校もあり、学校現場で試行錯誤が続いている。

山形県内では8月29日、米沢市の久里学園高で男子生徒6人の感染が判明。うち4人はいずれも野球部員で、今月3日まで臨時休校とした。同校ではこれまでに生徒計18人の感染が確認されている。

県内は12日まで「感染拡大防止特別集中期間」とされており、県教育委員会では、部活動を校内限定で実施するなどの措置を各校に要請。また、9~10月に実施する約30競技の秋季大会については、県高校体育連盟、県中学校体育連盟に中止や延期をするよう要請を出した。

県高体連の柴崎浩会長は「競技にもよるが、子供たちのためにも、地区大会はやめたとしても県大会だけは実施したい」と話す。

一方、宮城県でも8月31日に仙台市青葉区の県工業高で生徒1人、教職員1人の感染が判明。同県が緊急事態宣言の対象地域に追加されたことを受け、一部の高校では分散登校を取り入れている。

同市宮城野区の仙台第三高では、1、2年生を対象に生徒の登校を半分にする「分散登校」と、登校せずに自宅待機の生徒はパソコンを使ったオンラインでの授業を組み合わせる取り組みを8月30日から開始した。

同校では1クラス約40人全員にパソコンを導入。「新型コロナ対策と同時に、情報端末を文房具のように使って授業の質を高められる」。同校の井上健一教頭(53)は分散登校とオンライン授業の組み合わせの狙いをこう説明する。

1日に行われた1年生の家庭科の授業では扇風機で換気をしながら、登校してきた生徒も席の間隔を十分に開け、慣れた手つきでパソコンを操作していた。宣言期限の12日まで、この方式で授業を行う予定だ。

ただ、体育など実技を伴う科目は、実際に登校しないと授業が難しいといった課題もあるという。