五輪復帰は「手打ち野球」で⁈ 男女混合5人制、ゴムボール使用…アフリカでも人気

野球が五輪から除外された要因に、大きな球場の整備や試合時間の長さ、出場人数が挙げられる。BB5はこうした課題を解消できるとともに、5人は男女各2人以上の混合競技という特徴もある。

道具などが整備されていない国々でも気軽に競技が楽しめることから、ヨーロッパや中南米だけでなく、アフリカにも普及が広がっているという。

5人制野球。アーバンスポーツとして五輪競技の採用も目指す(全日本野球協会提供)
5人制野球。アーバンスポーツとして五輪競技の採用も目指す(全日本野球協会提供)

WBSCは28年ロサンゼルス五輪で野球・ソフトボールの復帰を目指す一方、5人制野球の採用にも意欲を見せる。好例がバスケットボールだという。5人制のバスケが五輪競技であると同時に、ハーフコートで行う3人制も採用された。

パリ五輪開催地のフランスでオリンピック委員会専務理事を務めるディディエ・セミネ氏(仏野球連盟会長)がBB5の普及に積極的で、全日本野球協会によると、パリ五輪開催期間中に現地でプレーを披露する可能性があるという。

日本国内での競技人口はまだ統計がないが、同協会などが小学生らを対象に体験会などを実施。来年にはメキシコで第1回ワールドカップが予定され、現在はコロナ禍で代表選考などは中断しているが、日本代表を派遣する計画がある。

野球人気が高い日本も国内の競技者は子供たちを中心に減少傾向が続く。同協会の担当者は「野球がベースになっているが、未経験者でも楽しめる。子供たちが野球に触れるきっかけ作りとして普及を進めていきたい」と話している。(運動部 田中充)