【きっかけの種】東京五輪で高まるスポーツ熱 「卓球」スター選手が活躍 - 産経ニュース

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きっかけの種

東京五輪で高まるスポーツ熱 「卓球」スター選手が活躍

コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。
コミュニティ「きっかけ」で集まった声からニュースを発掘します。

手軽さ加わって人気確立

コミュニティ「きっかけ」内でも、さまざまな競技の面白さを発見し、スポーツ熱が高まったという声が上がった。7月下旬から「観戦したくなった!始めてみたくなった!注目しているスポーツを語ろう」と呼び掛けた結果、約230件の投稿が集まった。東京五輪で急速に認知を広げたスケートボード、サーフィン、スポーツクライミングなど目新しい競技と並び、多くのコメントが寄せられたのが卓球だ。

世界トップレベルの白熱した試合に、「めっちゃすごいラリー!長々続く卓球に憧れる!」と魅了される声が上がる。一方、「高齢者もオリンピックに出ていたのに感動しました」「他の競技は今からでは無理そうなのでピンポンなら楽しんでできそう」と年齢や体力面のハードルの低さも理由に挙がった。

卓球用品メーカーVICTAS(東京)の松下浩二社長は「一気に関心が高まったわけではない。各選手や関係者の頑張りで、人気を高めてきた」と語る。松下氏は選手として五輪に4大会連続出場した第一人者だが、「現役時代は卓球人口が少なかったし、メディアの露出もほぼなかった」と振り返る。

しかし、幼少期から注目を集めた福原愛を皮切りに、石川佳純らスター選手が誕生し、2012年のロンドン五輪の女子団体で銀メダルを獲得。続く16年のリオデジャネイロ五輪は、水谷隼が日本人初の男子シングルスメダリスト(銅)になり、実績を重ねるとともに露出も増えて人気を確立した。

今回の東京五輪でも混合ダブルスの水谷・伊藤美誠ペアが金メダルに輝くと、試合で着用したVICTASの秋冬モデルの新作ウエア‖写真‖は予約受注が例年の「3倍以上」に。卓球と同様に日本人メダリストが相次いだスケボーなども五輪特需が話題になっており、スター選手の影響力は大きい。

五輪を機に幅広い競技への関心が高まったが、定着・発展には環境づくりが課題だ。スケボーは男子ストリート金メダリスト堀米雄斗ら有名選手が国内の練習場所の整備を訴える。卓球は「ラケットと球があれば自宅のテーブルでもできる気軽さが(投稿の)関心につながった」(松下氏)が、公共の体育館などでは他競技を含め予約を取り合うところもあるという。

卓球の国内最高峰リーグ「Tリーグ」の初代チェアマンを務め、普及に取り組んできた松下氏は駅隣接の体育館や大型商業施設内にアリーナをつくり、身近な環境で体験や試合観戦できる構想を示す。「卓球が子供たちに夢を与え、高齢者の健康の増進に寄与する。社会に必要とされるスポーツにしたい」

日本人選手の活躍に沸いた東京五輪。さまざまな競技の面白さに触れ、自ら挑戦・再開する気持ちを呼び起こされた人も増えているようだ。

「きっかけ」とは

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