「こぼれない」タイガーケトル 誤った宣伝で措置命令

景品表示法違反(優良誤認)により消費者庁の措置命令の対象となった、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の電気ケトル「PCK-A080」
景品表示法違反(優良誤認)により消費者庁の措置命令の対象となった、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の電気ケトル「PCK-A080」

電気ケトルが転がっても液体がこぼれないかのように宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は31日、製造・販売元の調理家電メーカー「タイガー魔法瓶」(大阪府門真市)に対し、再発防止や表示の誤りを周知するよう求める措置命令を出した。

同庁などによると、対象商品は令和元年6月に販売された電気ケトル「PCK-A080」。同社は2年9月から3年1月にかけ、ウェブサイトやテレビコマーシャルで、ケトルを落としたり転倒させたりする映像を流し、「熱湯がこぼれないように設計しています」などと宣伝していた。

だが同社の検査で、転倒から10秒後には約1~12ミリリットルが注ぎ口付近からこぼれるとのデータが残っていたという。同社は「命令を真摯(しんし)に受け止め、今後このようなことがないよう改善してまいります」とコメントした。