中国、未成年のオンラインゲーム 週末・休日1時間に制限へ

中国で開かれたネットゲームの大会=7月(CNS=共同)
中国で開かれたネットゲームの大会=7月(CNS=共同)

【北京=三塚聖平】31日付の中国紙、経済日報によると、中国当局が同日までにオンラインゲームの運営企業に対し、18歳未満の未成年者の利用を週末と祝日などの各1時間のみとするよう求めた。国営メディアがオンラインゲームについて、子供の精神をむしばむ「アヘン」だと批判するなどゲーム業界への風当たりが強まっている。

中国でメディアなどを管轄する国家新聞出版署が通知を出し、オンラインゲームのサービス提供を金、土、日の各曜日と祝日の午後8~9時のみに限ると規定した。利用者の実名登録を徹底することも求めており、違反企業は法律や法規に照らして厳しく処罰する。

狙いについて「ゲーム依存を断固として防止することで、未成年者の心身の健康を確実に守る」と説明した。中国ではオンラインゲーム市場の成長に伴い、若者のゲーム依存が社会問題化。当局は、運営企業に対する批判を強めており、今後は取り締まりが厳格化されるとみられる。

中国当局は、子供に関する統制を強める動きを見せている。8月中旬に開かれた全国人民代表大会(全人代)常務委員会では、しつけなど家庭内教育を充実させる「家庭教育促進法案」を審議。年内に成立する公算が大きい。

8月には教育省が習近平国家主席の政治思想を小学校から大学院までの教材に全面的に盛り込むための教材指針を公表し、北京市が義務教育で外国教材の使用を禁じる方針を示した。

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