オムロン、搬送ロボットの運用効率高めるソフト

搬送ロボットを効率的に運用できるオムロンのソフトウェア「Flow core 2.1」の使用イメージ
搬送ロボットを効率的に運用できるオムロンのソフトウェア「Flow core 2.1」の使用イメージ

オムロンは30日、メーカーの工場で自律走行しながら部品などを運ぶロボットを効率的にコントロールできるソフトウエアを9月1日から提供すると発表した。複数台まとめて走行をシミュレーションしたり、走行実績を「見える化」したりする機能を加え、ロボット配備の前でも後でも導入効果の検証などをできるようにした。

製造工程の自動化に貢献し、人手不足の解消や、新型コロナウイルスの感染対策としての「密」回避を後押しする。

ソフトウエア「Flow core(フロウ コア)2.1」は、これまで別々に制御していた異なる3タイプのロボットをまとめて制御し、連携しやすくした。

複数台をコンピューター上でシミュレーションし、導入の効果や課題を配備前に検証できるようにした。配備後もロボットが動いたルートや停滞する場所などの情報を常に集め、端末画面で図示し、運用効率の改善につなげられるようにする。

これまで互いにタイプが異なる搬送ロボットを工場で使い始めるには、実際にロボットを工場に置いて動きの検証を行う必要があった。しかし新機能を使えばコンピューター上だけで検証でき、実際に使い始めるまでの準備時間を大幅に短縮できる。

オムロンは、30~40台のロボットを導入する工場で約半年かかった準備期間の半減を目指す。利用料は年会費制で、契約件数は今年度中に従来の倍増を目指す。オムロンは世界約40カ国の数百社以上に搬送ロボット数千台を導入しており、世界シェアのトップを占める。