大阪・池田市長選、維新新人が初当選確実 前市長は落選

池田市長選での初当選が確実となり、関係者と喜びを示す滝沢智子氏(中央)=29日午後11時6分、大阪府池田市(沢野貴信撮影)
池田市長選での初当選が確実となり、関係者と喜びを示す滝沢智子氏(中央)=29日午後11時6分、大阪府池田市(沢野貴信撮影)

庁舎内に家庭用サウナを持ち込んだ問題をめぐる前市長の辞職に伴う大阪府池田市長選は29日、投開票され、大阪維新の会の元市議、滝沢智子氏(40)が初当選を確実にした。滝沢氏は維新公認で初の女性市長となる。投票率は51・66%(前回55・52%)だった。

出直し再選を目指した前市長の冨田裕樹氏(45)は前回市長選では維新公認候補として初当選。サウナ問題が表面化して昨年11月に離党、市政を混乱させたとして辞職した。冨田氏を追及してきた市議会側はこれに反発し、調査特別委員会(百条委)元委員長の渡辺千芳(ちよし)氏(67)と、冨田氏の市議時代に秘書を務めた滝沢氏が市議を辞職して出馬。議長経験もある内藤勝(まさる)氏(74)も加わり、冨田市政の評価や市政刷新などを争点に、4人が争う混戦となった。

滝沢氏は「次世代の子供たちに誇れるまちにしたい」と主張、「女性目線で市政を立て直す」などと訴えた。選挙戦終盤には大阪維新の会代表の吉村洋文・大阪府知事も応援に駆けつけ、街頭で支持を呼びかけた。

冨田氏は市長在任中の実績を強調、渡辺氏と内藤氏は市政刷新や新型コロナウイルス対策などを訴えたが、及ばなかった。

敗れた前市長の冨田氏は選挙事務所で「結果を真摯に受け止めたい」と述べた。家庭用サウナを庁舎内に設置したことについては「反省している。政治家として未熟だった」と改めて陳謝した。 新市長となる滝沢氏に向けては「池田の未来のため全力を尽くし、私心を捨て公人として市民のためにやってもらいたい」と話した。