石破氏は週明け以降判断 自民総裁選対応

自民党の石破茂元幹事長(鴨志田拓海撮影)
自民党の石破茂元幹事長(鴨志田拓海撮影)

自民党の石破茂元幹事長は28日、菅義偉首相の総裁任期満了に伴う総裁選(9月17日告示、29日投開票)への対応に関し、臨時国会を政府が召集するかどうかを見極めた上で判断する考えを示した。与党は週明けにも野党に回答する方向。

石破氏はこれまで、新型コロナウイルス対策を議論するため、総裁選より臨時国会を優先すべきだと主張。自身の出馬は見送る考えを示唆していた。だが、27日に記者団に「ここ数日『おまえが出ないでどうするんだ』という声をものすごくいただいている」と発言。総裁選について「全くの白紙」と語り、動向に注目が集まっている。

28日に鳥取県倉吉市で開かれた支援者との会合では、早期の臨時国会召集を重ねて要請。開かれない場合は「心ある議員の方々と相談し、自分はどうすべきかという判断をしないといけない」と強調した。

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