ワクチン接種、〝消極的〟若年層でも7割希望

予約なしで接種できる東京都若者ワクチン接種センターの開始を前に、早朝から会場の渋谷区勤労福祉会館前には整理券を受け取る若者の長い列が出来た=27日午前8時30分、東京都渋谷区(酒巻俊介撮影)
予約なしで接種できる東京都若者ワクチン接種センターの開始を前に、早朝から会場の渋谷区勤労福祉会館前には整理券を受け取る若者の長い列が出来た=27日午前8時30分、東京都渋谷区(酒巻俊介撮影)

新型コロナウイルスワクチンの接種に消極的とされる若年層も7割前後は接種を希望していることが、東京iCDC(東京感染症対策センター)が実施した調査で明らかになった。「接種しない」「分からない」もそれぞれ2割前後で、ワクチン効果が十分に浸透していない状況も浮き彫りになった。

アンケートは7月16、17日、都内在住の20~70代の男女1千人にインターネット上で実施した。

接種を済ませたか希望する人の割合は重症化しやすいと指摘される高齢者ほど高く、60代以上で9割、50代でも8割に達した。年代が下がるとともに減少したが、それでも30代男性で73・4%、20代男性では60・8%が接種を希望した。女性は30代の64%に対し、20代が66・4%と上回った。

一方、接種を希望しない人も20~30代に2割ずついるほか、分からないと答えた人も多く、20代男性では20・3%に上った。年代別に理由を尋ねたところ、30代女性の5割が「副反応が心配」、20代男性の3割超が「自分は重症化しない」と回答した。手続きや予約が面倒と答えた人も20代男性で2割弱に上った。

東京iCDC専門家ボード座長の賀来満夫氏(東北医科薬科大特任教授)は「高熱などの副反応は確かにあるが、それ以上に重症化を抑えるなど効果がいかに高いかを正しく伝えることが必要だ」と指摘した。