正倉院展10月30日から開催 前売り券制で

公開された復元模造品「笛吹襪」=奈良市の宮内庁正倉院事務所
公開された復元模造品「笛吹襪」=奈良市の宮内庁正倉院事務所

奈良国立博物館(奈良市)は27日、正倉院の宝物が公開される「第73回正倉院展」を10月30日~11月15日に開催すると発表した。宝物55件が出展予定。うち8件は初公開となる。新型コロナウイルス感染対策のため、当日券の販売はなく、観覧には日時指定の前売り券の購入が必要。

出展される「螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)」は丸い胴の弦楽器で、聖武天皇の遺愛品とされる。このほか、ハスの花をかたどった豪華な香炉台「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」や、地中海周辺で作られたとみられるガラス製の「白瑠璃高坏(はくるりのたかつき)」など貴重な品々が並ぶ。

また、宮内庁正倉院事務所(奈良市)は27日、奈良時代の東大寺大仏開眼会で、笛を演奏した人がはいていたとみられる靴下の復元模造品「笛吹襪(ふえふきのしとうず)」を報道陣に公開した。今回の正倉院展では実物の笛吹襪も出展されるが、傷んでいる部分があるため、模造品で当初の姿をよりリアルに再現し、展示する。