皇室ウイークリー

(707)陛下、東京パラ開会式ご臨席 紀子さま、病院の現状ご聴取

東京パラリンピックの開会式で入場する選手らを拍手で迎えられる天皇陛下=24日午後8時36分、国立競技場(鴨川一也撮影)
東京パラリンピックの開会式で入場する選手らを拍手で迎えられる天皇陛下=24日午後8時36分、国立競技場(鴨川一也撮影)

天皇陛下は24日、東京都新宿区の国立競技場を訪れ、名誉総裁を務める東京パラリンピックの開会式に臨席された。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、式典は7月に行われた東京五輪の開会式同様、無観客で関係者の人数を絞って行われたため、皇后さまは同席されなかった。

陛下はマスク姿で、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長とともに貴賓席に入り、手を振って席につかれた。選手入場では、色とりどりの衣装をまとい、車いすやつえなども使って行進する各国・地域の選手を拍手でお迎えに。日本選手団の入場の際には、音楽に合わせて手拍子をして見守られた。

全選手の入場後、パーソンズ氏らのあいさつに続き、陛下が開会をご宣言。陛下はお席で立ちあがり、会釈をして胸元から紙を取り出すと、「私は、ここに、東京二〇二〇パラリンピック競技大会の開会を宣言します」と述べ、前を向いてゆっくりと一礼された。

東京パラリンピックの開会を宣言される天皇陛下=24日夜、国立競技場
東京パラリンピックの開会を宣言される天皇陛下=24日夜、国立競技場

これに先立ち、陛下は皇居・宮殿「春秋の間」でパーソンズ氏らIPC関係者約10人とご面会。春秋の間に入る関係者を迎え、一人一人と言葉を交わされた。

全員が入室した後、陛下は英語であいさつし、コロナ禍に触れて「困難な状況の中、今回の大会に出場するために努力を続けてこられたアスリートの皆さん、そのアスリートの方々を支えてきた御家族や、コーチ、技術者及び全ての関係者の方々の努力に深い敬意を表します」とお述べに。パラリンピックでは、呼吸機能が弱かったり、基礎疾患を抱えたりするなど、新型コロナの重症化リスクの高いアスリートもいることから、「オリンピックとは異なる難しさがあろうかと思います」とした上で、大会運営に携わる関係者をねぎらわれた。