待機児童最少5634人 感染不安「預け控え」

厚生労働省(厚労省)が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関(佐藤徳昭撮影)
厚生労働省(厚労省)が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関(佐藤徳昭撮影)

厚生労働省は27日、希望しても認可保育所などに入れない待機児童が、今年4月1日時点で昨年より6805人少ない5634人だったと発表した。調査を始めた平成6年以降で最も少なく、初めて1万人を下回る。新型コロナウイルス感染への不安から、多くの人が子供を預けることを控えた。コロナ禍が女性の就業を妨げている現状が浮き彫りとなった。

申込者数が初めて減少に転じた。預けることを控えた保護者は育児休業を延長したり、仕事することを諦めたりしているとみられる。申込者数は、昨年と比べ約1万4千人減の約282万8千人だった。

全国の8割超に当たる1429市区町村で待機児童がゼロになった。50人以上だった自治体は20自治体。昨年は200人以上が8自治体あったが、今年はなくなった。