大阪でAI採用店舗を開業 業務スーパーの神戸物産 - 産経ニュース

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大阪でAI採用店舗を開業 業務スーパーの神戸物産

「業務スーパー」の実験店舗に導入されたタブレット端末付きのショッピングカート=大阪市
「業務スーパー」の実験店舗に導入されたタブレット端末付きのショッピングカート=大阪市

「業務スーパー」を展開する神戸物産は26日、人工知能(AI)を採用した実験店舗「天下茶屋駅前店」(大阪市西成区)をオープンした。陳列棚の品切れをAI搭載の店内カメラで自動検知する仕組みを導入。ショッピングカート据え付けのタブレット端末には購入商品の支払額やお薦めレシピを表示する。従業員の作業効率向上や販売の増加につなげる。

ソフトバンクと協力して実験店舗の仕組みを構築した。タブレット端末付きのショッピングカート約30台を用意。商品のバーコードを読み込むと支払額が表示される。AIが商品を使ったお薦めレシピを紹介する機能も備えた。無人の専用レジを利用すれば、バーコードを再度読み込まなくても精算できる。

補充頻度の高いパンや精肉などの陳列棚の前には複数の店内カメラを設置した。品薄になると従業員のタブレット端末に通知が届く。来店人数を分析してレジの混雑も予測する。神戸物産の渡辺秋仁取締役は「コスト削減効果を検証し、全国の店舗に拡大していきたい」と意欲を示した。

スーパーのデジタル化を巡っては、流通大手のエイチ・ツー・オーリテイリングが4月に傘下の阪急オアシス中之島店(大阪市北区)でカメラが付いたカートに商品を入れるとAIが価格を集計するシステムの実証実験を開始。イトーヨーカ堂もAIが売れ行きや天候、曜日ごとの特性を分析し、最適な商品発注を店舗担当者に提案するシステムを全店で導入している。