子育て世代同士が送り迎えなどシェア 宇都宮市や大学、企業ら実証実験

宇都宮市や大学、通信事業者らでつくる「Uスマート推進協議会」は、令和3年度の新規の実証実験として、「アプリを活用した子育て世代の頼りあい推進プロジェクト」を実施する。先進技術を活用して、保育園や幼稚園のクラス単位での送迎や託児などを共助(シェア)するコミュニティーが形成できるかを実証する取り組みで、子育てでの負担軽減を目指す。

プロジェクトはスマートフォンアプリ「子育てシェア」に、同市専用のサービスを実装。送迎や託児、おさがり、お裾分けの情報をアプリ上に掲載し、保育園や幼稚園のクラス単位で利用者と支援のマッチングをする。顔見知りの保護者同士が実際に頼りあえる仕組みとなっている。

7月から市中心部の保育園や幼稚園に協力を依頼。保護者の登録を呼び掛け、10月以降にアプリの運用開始を予定している。クラス単位でのシェア・コミュニティーができることで、共働き世帯などの子育て負担軽減、保護者同士の親睦の活性化も図る。

プロジェクトの担当企業は、同アプリによる子育て支援プラットフォームを運営する「AsMama(アズママ)」(神奈川県横浜市)。子育て分野に関する提案で選ばれ、今年度から同協議会に入会した。

実証実験に先立ち、同社では地域のサポーター「シェア・コンシェルジュ」も募集している。地域の子育て支援の担い手となるもので同社の研修を受け、認定資格を得て活動する。現在は全国で1千人以上、栃木県内では11人、市内で2人が活動している。募集にあたり、オンライン説明会を開催している。

同社では「多様化するニーズに対応するとともに、新型コロナウイルス禍でコミュニケーションが希薄になっているので、今後はオンラインでの交流会なども開きたい」としている。

問い合わせは同社(045・263・6433)。(松沢真美)