ボールやコート、ゴールは五輪競技と同じだが、ダブルドリブルの反則はない。一方、ボールを保持したまま車いすを3回以上プッシュ(こぐ)すると、トラベリングの反則だ。
選手の障害の程度により、最も重い1・0点から最も軽い4・5点まで0・5点ごとの「持ち点」が定められており、コートに入る選手5人の合計持ち点が14・0点以下になるようにチームを編成する。
見どころの一つが、巧みな車いす操作の技術「チェアスキル」。車いすをプッシュする力強さや細やかで機敏な動きが求められる。車いすを操作しながらの多彩なパスやドリブルも圧巻で、パラ種目の〝花形競技〟だ。
障害の程度に違いのある選手が入り交じってプレーするところも見どころだ。