「学校に行けない」アンジェリーナ・ジョリーさん、アフガン少女の手紙公開

米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん
米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん

【ニューヨーク=平田雄介】米女優のアンジェリーナ・ジョリーさん(46)がイスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンで抑圧される女性の現状を伝える手助けをしたいと会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムを開設し、「学校に行けなくなった」と訴える少女の手書きの手紙を公開した。

ジョリーさんは20日、「アフガンではSNSでの交流が制限され、自由な意思の表現ができなくなりつつある」と投稿。アフガンの女性に代わり「自らの基本的人権のために闘う人たちの声を、世界中の人たちと共有することにした」と開設の理由を説明した。

タリバンは1996~2001年にアフガンを支配した時期に女性の就労や就学を許さなかった。現在は「イスラム法の枠内で女性も働き学べる」としているが、バチェレ国連人権高等弁務官が24日の国連人権理事会で「タリバンが制圧した多くの地域で女子の就学が制限されたという報告がある」と訴えるなど、アフガン内外で懸念が強まっている。

公開された手紙はアフガンに住む10代の少女から届いたとされ、「タリバンが来たことで私たちの夢は消えました。外に出ることもできず、学校に行ったり、働いたりすることははるかかなたに遠のきました。自由を失い、閉じ込められています」などと訴えている。

ジョリーさんは「アフガンの人々が再び居場所を失うのを目撃するのは気のめいることだ」と記し、今後も救済策を模索していくとしてフォロワーに協力を呼びかけた。

ジョリーさんは01年から国連難民高等弁務官親善大使を務め、12年からは同特使として難民問題の解決に取り組んでいる。