重症者治療に医師派遣 専門医ら、東京で開始

人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使った新型コロナウイルス感染症患者の治療の様子=2月、埼玉県川口市(画像の一部を加工しています、かわぐち心臓呼吸器病院提供)
人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使った新型コロナウイルス感染症患者の治療の様子=2月、埼玉県川口市(画像の一部を加工しています、かわぐち心臓呼吸器病院提供)

新型コロナウイルスの感染拡大で増えている重症者の治療を助けるため、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使った治療に精通した医師らでつくる日本ECMOネットは26日、全国からの要請に応じて医師らを派遣する活動を本格的に始めたと発表した。23日からは東京の医療機関で治療や搬送に協力している。派遣できる人材には限りがあるが、電話での相談も24時間受け付けている。

流行の第5波で、人工呼吸器やエクモを必要とする重症者は増加。命をつなぐ「最後のとりで」となるエクモを使っている人は過去最多で120人を超えている。同ネットは、これまでも都道府県と厚生労働省を通じて各医療機関からの支援要請に対応。6月には沖縄に医師ら延べ200人以上を派遣し、治療を手助けしつつ、人工呼吸器の使い方を指導している。

同ネットの竹田晋浩理事長は「東京では重症者が多く、年齢層が下がっている。厳しい状況が続くが、一人でも多くの患者を救命したい」と話した。