モデルナ異物混入 自治体や企業で接種取りやめ相次ぐ

米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン

米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの異物混入問題が明らかになった26日、接種の取りやめなどが相次いだが、全体の接種計画への影響は限定的とみられる。ただ、すでに接種を受けた人もおり、自治体などは対応に追われた。

東京都が運営する大規模接種会場のうち、異物混入の可能性があるワクチンが使われていたのは港区の乃木坂会場。約2800人が接種を受けており、都は全員に健康状態を確認するメールを送った。都職員を対象にした接種でも約6300人に接種済みだった。

乃木坂会場は26日の接種が中止に。27日から代替ワクチンで再開する方針で、都の担当者は「全体の接種スケジュールに大きな影響はないとみている」。

沖縄県も501人が予約していた広域接種センター1カ所で26日の接種を中止。異物混入の可能性があるワクチンは、岩手、茨城、埼玉、愛知、和歌山、山口各県などでも使用が確認された。大阪府では、自衛隊が運営する大規模接種センターで使われていた。

企業の職場接種にも影響が広がった。全日本空輸は国から使用見合わせ要請のあったワクチンを扱っていたとして、羽田空港での接種を27日まで見合わせる。東京メトロも26日の接種を中止にし、日本航空も一部社員の接種を取りやめた。

文化芸術関係者らを対象にした国立新美術館(東京)での職場接種も、文化庁が代替ワクチン確保の見通しが立たないとして27日までの接種を中止にした。