強権解剖第2部 拡散② 欧州の共産観に軟化の兆し2021/8/26 07:00有料プラン記事国際米州中国・台湾中国共産党100年反応中国からドイツ西部トリーアに高さ5メートルを超す巨大な彫像が寄贈されたのは、2018年5月のことだ。トリーアで生まれた「共産主義の父」、哲学者のカール・マルクス(1818~83年)の像だった。マルクス主義を思想的基盤とする中国共産党・政府が、マルクスの生誕200年を記念して贈ったその「友好の証し」が物議を醸した。中国の政治宣伝への懸念ばかりではない。「何百万人もの人々の生活と幸福が裏切られた」