陸上トラック競技は、健常者と同様に短距離と中長距離、リレーが行われる。五輪とルールはほぼ同じだが、障害の程度によって義足や義手などの使用、視覚障害のある選手には「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者のサポートが認められている。
実施される種目は、100メートル▽200メートル▽400メートル▽800メートル▽1500メートル▽5000メートル▽400メートルユニバーサルリレー。
注目は東京大会から採用される新種目「ユニバーサルリレー」だ。視覚障害、切断・機能障害、脳性まひ、車いすの順番で、男女各2人の計4人が100メートルずつ走る。バトンは使わず、体にタッチしてつないでいく。バトンパスと同様、タッチスキルが求められるほか、走順を含む戦略も重要なカギとなってくる。