パラ競技紹介

フィールド競技 飛距離競う「こん棒投げ」

こん棒投げをするアリア・イッサ。女性として初のパラ難民選手となる=5月、ギリシャ・テッサロニキ(ニコス・カラニコラス氏撮影・共同)
こん棒投げをするアリア・イッサ。女性として初のパラ難民選手となる=5月、ギリシャ・テッサロニキ(ニコス・カラニコラス氏撮影・共同)

フィールド競技には五輪と同様に、跳躍競技と投擲(とうてき)競技がある。一般のフィールド競技とルールはほぼ同じだが、障害の程度によっては義手や義足、投擲の際に脚や下半身を固定する投擲台を使用することが認められる。

実施種目は走り高跳び、走り幅跳び、こん棒投げ、砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ。このうち、握力の弱い選手を対象にした「こん棒投げ」は、フィールド競技では唯一のパラリンピック独自競技となっている。

長さ約40センチ、重さ397グラムのボウリングのピンに似た木製のこん棒を投げて飛距離を競う。ルールはやり投げと同じだが、後ろ向きに投げたり、振り子のように下手で投げたりと、投げ方は自由だ。1センチでも遠くに投げるため、鍛えた選手の体の使い方に注目したい。

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