JR東海と西日本は26日、東海道・山陽新幹線「のぞみ」で10月1日から、リモートワークをする乗客向けのビジネス車両「S Work車両」を試験的に運行すると発表した。インターネットで対象の座席を予約すれば、追加料金なしで利用できる。
両社によると、16両編成のうち7号車をパソコンなどが自由に使えるビジネス車両とし、座席での通話やウェブ会議も周囲の迷惑にならない範囲で認める。
最新車両「N700S」で運行するのぞみのビジネス車両では東京―新大阪間でパソコンの周辺機器や、のぞき込み防止用の小型のついたてなどを無料で貸し出す。従来の約2倍の通信容量で利用時間制限のないWi―Fiを10月以降、順次導入し、グリーン車のうち8号車でも利用できるようにする。