パラ競技紹介

車いすフェンシング 至近距離で目まぐるしい攻防

車いすが固定されている、車いすフェンシングの対戦=幕張メッセ(撮影・蔵賢斗)
車いすが固定されている、車いすフェンシングの対戦=幕張メッセ(撮影・蔵賢斗)

ルールは五輪とほぼ同じで、胴体のみを突く「フルーレ」、上半身を突く「エペ」、上半身を突き、斬る「サーブル」の3種目を実施。脊髄損傷や下肢切断など下半身に障害のある選手が対象で、カテゴリーは障害の程度が軽い「A」、体幹のバランスを保つことが難しい「B」の2クラスに分かれている。

五輪競技との最大の違いは「車いすの固定」だ。フットワークが使えず、常に至近距離で目まぐるしい攻防が繰り広げられるため、剣さばきの技術とスピードが勝負のカギを握る。

試合形式は、個人戦の予選は1試合3分で5点先取制、決勝トーナメントは3分×3セットで15点先取制となる。団体戦は障害Bの選手を1人以上含む3人で構成。どの順番で戦うかの駆け引きも重要だ。障害Bの選手が障害Aの選手に勝つこともあり、ドラマチックな展開に目が離せない。

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