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尖閣の魚を全国に ブランド本格化へ新商品

尖閣周辺での外国漁船侵入隻数の推移
尖閣周辺での外国漁船侵入隻数の推移

沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺で獲れる魚を調理して鮮度保存し、「尖閣産」ブランドとして全国に発送する新たな取り組みが、石垣市で進められていることが分かった。尖閣周辺では近年、中国公船の出没などにより日本の漁業活動が縮小しており、関係者は「ブランド化を本格化させることで、漁業をもり立てていきたい」としている。

昆布締めで鮮度保存

新たな取り組みを進めているのは、尖閣周辺で漁業活動を続ける石垣市議の仲間均さん(71)ら。ブランド化の動きは以前からあるが、尖閣の魚は地元漁協に卸すと「沖縄産」として扱われるため、定着しなかった。

だが、鮮度を維持したまま保存が可能な急速冷凍装置が地元漁協に導入されたため、昆布締めなどにして保存し、「尖閣産」として全国に直接発送することにした。

鮮度保存された「尖閣産」マーマチの昆布締め。年内にも商品化する見通しという(仲間均さん提供)
鮮度保存された「尖閣産」マーマチの昆布締め。年内にも商品化する見通しという(仲間均さん提供)

すでに、マーマチ(オオヒメ)を昆布締めにした商品開発が最終段階にあるといい、年内にも商品化できる見通しだ。ふるさと納税などを活用した流通も検討しているという。

こうした取り組みは「わが国の領海である尖閣の海を守ることにつながる」と仲間さんは話す。

日本漁船が減少

黒潮が流れる尖閣周辺の海は好漁場として知られ、戦前から多くの日本漁船が操業していた。しかし平成22年に中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりする事件が起きて以降、状況が悪化する。中国当局の大型船などが出没するようになったからだ。