視覚障害のある選手だけで行われ、五輪と同様に体重ごとの階級でメダルを争う。
視力によるクラス分けは存在しないが、全盲の選手は審判が認識しやすいように、道着の両肩の近くに直径7センチの赤いマークを縫い付けている。
両選手が、互いの道着の同じ位置をつかんで組み合った状態で始まるのは、五輪とは大きく異なる。いきなり技の掛け合いが始まることもあり、目が離せない。
見えない相手の姿勢や動きを、釣り手の感覚や息づかいといったあらゆる感覚を使いながら確かめる。研ぎ澄まされた感覚から繰り出される技の応酬に注目だ。