英空母と沖縄南方で訓練 中国念頭に自衛隊多国連携

英海軍の空母クイーン・エリザベスを飛び立つ戦闘機F35B=24日、沖縄の南方
英海軍の空母クイーン・エリザベスを飛び立つ戦闘機F35B=24日、沖縄の南方

防衛省は25日、沖縄の南方で長期航海中の英海軍の最新鋭空母クイーン・エリザベスを中核とする打撃群と共同訓練をしたと公表した。同空母が日本周辺で自衛隊と訓練したのは初めて。米、オランダ両国軍も参加。米英は、日本も導入を決めている短距離離陸・垂直着陸が可能なF35Bステルス戦闘機を投入した。日米は太平洋周辺で欧州各国と連携を強化し、海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)する狙い。

訓練は24日にあり、海上自衛隊の護衛艦いせで報道関係者に公開した。訓練では、航空自衛隊と米空軍のF15戦闘機、英海軍と米海兵隊のF35Bが戦闘訓練を展開した。米海軍はF35Bが発着艦できる強襲揚陸艦「アメリカ」を投入。いせにはクイーン・エリザベスの艦載ヘリコプターと米軍の輸送機オスプレイが着艦した。

海自第2護衛隊群司令の今野泰樹海将補は、「地理的距離にこだわらず、普遍的価値を共有できる国との連携強化は必要不可欠だ」と話した。