夏休み明け、コロナ対応どうする栃木県内公立小中学校 市町で分かれる判断 - 産経ニュース

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夏休み明け、コロナ対応どうする栃木県内公立小中学校 市町で分かれる判断

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、栃木県内の公立小中学校の児童生徒らが、夏休み明けを順次迎える。同県内で最も早い25日に新学期を迎えた日光市は最初の3日間を午前のみの授業としつつ、4日目以降の期間延長も想定。感染拡大防止と学習の両立を図るべく、教育現場は状況をにらみながらの対策に追われている。

同県内の公立小中学校の夏休み明け対応をめぐっては、各市町でのクラスター(感染者集団)の発生状況や学童保育にかかる負荷など、地域の実情により判断が分かれている。「県南の首長は厳しく捉えている」(福田富一知事)傾向だ。

さくら市と塩谷町は、今月27日だった新学期の開始予定を30日に変更した。その後の対応については、両市町とも週内に校長会を開いて話し合う。

足利市は1日おきの分散登校、佐野市と壬生町は臨時休校とオンライン授業の実施を決めた。いずれも国の緊急事態宣言の期限である9月12日まで。壬生町教委の担当者は「児童の感染例も出ており、休校はやむを得ない」としている。

授業や昼休みなどの時間を縮め、同月12日まで「短縮日課」とするのは宇都宮市、上三川町、野木町。

下野市は午前のみの短縮授業を同月10日まで行う。栃木市は同月3日まで、児童生徒にタブレット端末を配り、「今後のオンライン授業に備えて操作に慣れてもらう」(同市教委)計画だ。

一方、市町をまたいで通学する同県内の県立高校は一律の対応をとる。時差登校と短縮授業によって通勤ラッシュを避けつつ、部活動も週4日かつ1日90分以内に限る。同県の荒川政利教育長は「学びを止めないことが大事だが、状況が悪化すれば分散登校やリモート授業に進む」と説明する。

私立高校では、作新学院が同月12日まで午前・午後の分散登校。国学院栃木は中学も含めて3グループに分け、時差登校させる。

足利大付属の教頭は取材に対し、「週内に結論を出したいが、3年生は就職や進学の大事な時期なので判断が難しい」と語った。