パラリンピック開会式に海外メディア高評価「力強い式典だ」「圧巻の内容」

パラリンピックのシンボルマークである赤、青、緑の「スリーアギトス」も登場した開会式(宮崎瑞穂撮影)
パラリンピックのシンボルマークである赤、青、緑の「スリーアギトス」も登場した開会式(宮崎瑞穂撮影)

24日夜に国立競技場で開かれた東京パラリンピックの開会式について、海外メディアはウェブサイトなどで相次いで詳細を報じた。五輪では評価が分かれた開会式だったが、今回は「力強い式典だ」「圧巻の内容」などと好意的な見方が目立った。

英BBC放送は「力強い式で大会が始まった」と伝えた。「私たちには翼がある」をテーマに会場を空港に見立てた開会式は「(新型コロナウイルス禍で)空港に行く機会のない私たちをパラ・エアポートに運んだ」と評した。「色彩と祝賀に満ちた内容だった。五輪と同様、スポーツの力は(コロナ禍などに)打ち勝つだろう」とたたえた。

「特徴的で生き生きした雰囲気だった」と報じたのは米CNN。1964年以来の開催となる東京を「大会を2回開く世界初の都市だ」と紹介し、1年延期されたことにも触れつつ「前例のない状況の中、祝賀ムードに包まれた」とした。

CNNや米紙ニューヨーク・タイムズは自社サイトで式の様子を詳報し、参加を断念したアフガニスタンの国旗が選手なしで入場した場面について、「平和と連帯の象徴だ」と表現した。

来年2月に北京冬季五輪を控えた中国でも高評価の報道が多かった。国営新華社通信は「選手は逆風でも飛べるとの精神を示した。大会は人類が感染拡大の難題に対処する自信と希望をもたらす」と支持。中国共産党系の環球時報も「共存のメッセージを発する舞台になる」などと報じた。

一方、緊急事態宣言下でコロナ感染者が急増する中での開催に懸念を示す報道もあった。AP通信は「五輪と同様に空っぽの競技場で始まった」と無観客の開催に言及し、「東京は開催反対の圧力にさらされ続けている」などと伝えた。(桑村朋)

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