コロナ禍の歓迎会は「適正」と主張 パラ組織委ら会見

東京パラリンピック開幕を前に、記者会見する組織委の高谷正哲スポークスパーソン。右はIPCのスペンス広報部長=24日午前、東京都江東区
東京パラリンピック開幕を前に、記者会見する組織委の高谷正哲スポークスパーソン。右はIPCのスペンス広報部長=24日午前、東京都江東区

国際パラリンピック委員会(IPC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会が24日、東京・有明のメインプレスセンター(MPC)で会見を開き、IPCのスペンス広報部長は同日開幕するパラリンピックに過去最多となる161の国と地域、難民選手団、4403人の選手が参加すると発表。同日夜に行われる開会式は、ニュージーランドのみ辞退する見通しを示した。選手の体調管理を理由に不参加の連絡があったといい、「コロナだけでなく暑さもある。状況を踏まえればやむを得ない」と述べた。

また、コロナ禍の中、23日夜にIPCのパーソンズ会長らの歓迎会が行われ、菅義偉(すが・よしひで)首相や組織委の橋本聖子会長、東京都の小池百合子知事ら約40人が出席したことについて、組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「飲食を伴ったものでなく、できるだけ簡素な形で歓迎の気持ちを示した」とした上で、「いまの社会の慣習においては適正な会合の範囲内だと考えている」と主張した。

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