愛知県庁=名古屋市中区
愛知県庁=名古屋市中区

新型コロナウイルスに感染した妊婦が入院できず、千葉県柏市の自宅で早産、赤ちゃんが死亡した問題を受け、愛知県は23日、妊婦へのワクチン優先接種を県開設の大規模会場で始めると発表した。

かかりつけの医師への相談を前提に、予約の有無にかかわらず接種できる。夫やパートナーも対象。妊婦や医療機関からの相談に応じる総合窓口も設けた。

県は市町村や医師会に協力を要請。妊婦に接種を勧めたり、市町村の個別・集団接種会場でも優先接種したりするよう求めた。

大村秀章知事は23日の記者会見で、新型コロナ患者の受け入れ病院のうち、21病院が感染した妊婦に対応できると説明。「医療体制はしっかりと確保しているが、重症化しないよう接種をお願いしたい」と述べた。

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