埼玉の通販大手、福島・檜原湖で遊覧船事業

檜原湖を航行する遊覧船「あづま丸」(ベルーナ提供)
檜原湖を航行する遊覧船「あづま丸」(ベルーナ提供)

通信販売大手のベルーナ(埼玉県上尾市)が、福島県北塩原村の檜原湖(ひばらこ)で遊覧船事業に乗り出した。新型コロナウイルス感染拡大による観光客減で破産した磐梯観光船(福島県猪苗代町)の事業を、ベルーナの子会社が譲り受けた。

事業を始めた子会社は、北塩原村でホテル「裏磐梯レイクリゾート」を運営するグランベルホテル。裏磐梯のシンボルである遊覧船の事業を受け継ぐことで、ホテルとの相乗効果が見込めると判断した。ホテルの宿泊客は割引価格で遊覧船に乗ることができる。

船は「あづま丸」(定員200人)と「ばんだい丸」(同150人)の2隻で、湖に浮かぶ島の間を約35分間航行する。料金は中学生以上が1400円、4歳から小学生までは700円。4月から11月にかけて運航する。

ベルーナの他のグループ会社は1月、福島県郡山市の「日本きもの文化美術館」を取得している。ベルーナの担当者は「ホテル、遊覧船と美術館の事業を三位一体で推進する」と話し、福島県内での観光事業展開に力を入れる考えを示した。(中村智隆)