タリバン、米軍撤収延長を牽制 北部3地区「奪還」

タリバンが制圧したカブールの国際空港で、米海兵隊員から水を受け取る少女(AP)
タリバンが制圧したカブールの国際空港で、米海兵隊員から水を受け取る少女(AP)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム原理主義勢力タリバンは23日、民兵組織が占領した北部バグラン州の3地区について「敵を排除した」と発表した。反タリバン勢力が集結しつつある北東部パンジシール州に進攻も開始した。国内の戦闘が激化している。

北部の3地区はタリバン支配に反発した民兵組織が占領していた。パンジシール州は、旧タリバン政権に抵抗して2001年に暗殺されたマスード司令官の息子アフマド・マスード氏らが反タリバン勢力を集めている。マスード氏は22日、タリバンが進攻した場合は戦うと宣言した。

一方、タリバン報道官は英スカイニューズ・テレビ(電子版)のインタビューに、バイデン米政権が検討する撤収期限延長について「退避を続けるために追加時間を求めても答えはノーだ」と米政権を牽制(けんせい)した。