<独自>新型コロナ対策費を倍増 外務省概算要求

外務省
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外務省は令和4年度予算の概算要求で、新型コロナウイルス対策の関連経費を前年度の約430億円から860億円に倍増させる方針を固めた。総額は、デジタル庁に移管するシステム予算を除き約7780億円を要求する。複数の関係者が23日、明らかにした。

ワクチンを共同購入・分配する国際的な枠組み「コバックス」を通じた途上国支援として300億円を計上する。政府はコバックスに対し計10億ドル(約1100億円)の拠出を表明しており、予算化を着実に進める。ワクチンを運ぶためのコールドチェーン(低温輸送網)整備や検査態勢の構築を支援する経費も盛り込む。

重要性が増す経済安全保障に関する取り組みも強化する。情報保全の専門家を育成するための研修費のほか、AI(人工知能)を活用して機微情報の流出を防ぐための予算を新たに設ける。

日米とオーストラリア、インドの4カ国(クアッド)の連携を強化するための予算を、前年度の100万円から3000万円に積み増す。台湾との関係推進にも19億円を充てる。いずれも中国の台頭を踏まえた措置といえる。