石垣市が尖閣の標柱作製 国に上陸申請へ

尖閣諸島の標柱の除幕式を行う石垣市の中山義隆市長(右)=23日午後、石垣市美崎町(石垣市提供)
尖閣諸島の標柱の除幕式を行う石垣市の中山義隆市長(右)=23日午後、石垣市美崎町(石垣市提供)

尖閣諸島(沖縄県)が日本固有の領土であることを広く示そうと、同県石垣市が島名などを刻んだ標柱を製作し、23日公開した。今後は魚釣島など尖閣5島に設置する方針で、国に対し上陸申請を行うことにしている。

標柱は高さ108センチ、幅30センチ。石垣島産の御影石でつくられ、表面に「八重山尖閣諸島 魚釣島」などの島名が、裏面に「沖縄県石垣市字登野城(とのしろ)尖閣二三九二番地」などの住所地名(字名)が刻まれている。

尖閣諸島を行政区域とする石垣市では昨年10月、字名をそれまでの「石垣市字登野城」から「石垣市字登野城尖閣」に変更した。標柱製作は変更に伴う行政手続きの一環で、あわせて日本固有の領土であることを明確にする狙いもある。

市は今後、標柱を展示して一般公開するとともに、時期をみて国に上陸申請し、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大正島の各島に設置する方針。一方、中国側が反発するのは必至で、国の対応が注目される。

23日に会見した中山義隆市長は「尖閣周辺に中国公船が連日出没し、大変厳しい状況が続いている。尖閣について国民に広く正しく知ってもらうことが大切」と話した。