小中校、夏休み延長か予定通りか…デルタ猛威で「学び」確保に対応分かれる静岡県内 - 産経ニュース

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小中校、夏休み延長か予定通りか…デルタ猛威で「学び」確保に対応分かれる静岡県内

静岡県庁=静岡市葵区
静岡県庁=静岡市葵区

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、静岡県内の公立小中学校の夏休み後の授業再開時期をめぐり、市町の対応が分かれている。沼津市などは感染拡大防止の観点から夏休みを31日まで延長する一方、静岡市などは、感染対策を徹底しつつも学習機会を確保する必要があるとして現時点で延長せず、予定通り授業を開始する方針だ。

藤枝市教育委員会は23日、家庭内感染が目立つ最近の感染拡大を受け、市立小中学校の夏休みを31日まで延長すると発表した。24日から授業が始まる学校もあったが一律で延長となった。このほか沼津市や焼津市が31日まで、御前崎と牧之原両市は29日まで、それぞれ夏休み延長に踏み切った。

特に、御前崎市は23日までの直近1週間での人口10万人当たりの新規感染者数が209・1人と、県内最多を記録。危機感を強める同市教委は「夏休みの再延長もあり得る」と懸念する。教育現場では、延長で不足する授業時間については行事日程の見直しなどで対応するとみられる。

静岡市は25日以降、夏休みを終えた公立校から順次、授業を開始する。感染防止と授業を両立するため、同市教委は緊急事態宣言発令に伴い、音楽の合唱のほか、体育の授業では密集する運動などを避けるよう各校に通知した。これまでは「可能な限り避ける」という要請だったが、トーンを強めた。

「感染対策を講じながらも、学びをストップさせない」(掛川市教委)として、掛川、三島、菊川の3市も予定通り授業を始める方針だ。オンライン授業の環境が整備されていることも後押しする。コロナ禍による昨春の一斉休校でオンライン授業の必要性が高まり、今年度に入って小中学生に1人1台のタブレット端末配布が本格化。対面授業の補完手段として活用する機運が高まりつつある。