米兵に病気の赤ちゃん託す 大混乱のアフガン空港

19日、カブール国際空港で、鉄条網越しに赤ちゃんを米兵に託す男性(AP)
19日、カブール国際空港で、鉄条網越しに赤ちゃんを米兵に託す男性(AP)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンで、首都カブールの空港に脱出を希望する市民が殺到する中、市民が塀の上の米兵に病気の赤ちゃんを託した様子が話題となっている。国内の混乱で医療機関も機能不全となる中、子供を助けたいという切実な願いが受け入れられた。

米メディアによると、カブール国際空港前で19日、男性が赤ちゃんを壁の上の米海兵隊員に渡した。米国防総省によると、赤ちゃんは空港内の医療施設で治療を受けた後、父親と再会した。カービー同省報道官は20日の記者会見で「海兵隊員による人道的で思いやりのある行動だ」と述べた。

また、米空軍航空機動軍団は22日、アフガンを出発してドイツの空軍基地に着陸した軍用機内で、アフガン人女性が女児を出産したと明らかにした。

2人は基地近くの医療施設に搬送され、健康状態は良好。女性は飛行中の機内で産気づき、機長は機内の気圧を上げるために飛行高度を下げるなどの対応を取ったという。