【ここが知りたいパラリンピック】㊥クラス分けで公平に - 産経ニュース

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【ここが知りたいパラリンピック】㊥クラス分けで公平に

障害者スポーツの祭典と呼ばれるパラリンピック。ただ、ひと口に障害といっても、脚や腕、視覚や知的、脳性まひなど、その種類や程度は一人一人異なる。そこで競技の公平性を保つため、「クラス分け」や「ポイント制度」といった独自のルールが設けられている。

クラス分けは、国際パラリンピック委員会(IPC)の基準に沿って、国際競技連盟や国際障害者団体が規則を定めている。そのうえで、専門知識を持った「クラシファイヤー」と呼ばれる判定員が、選手の筋力や障害の程度、日常生活での動作能力、競技スキルなどを総合的に判断し、クラスを決める。

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カーボン製の義足を装着し、「ブレード・ジャンパー」と称される陸上男子走り幅跳びのマルクス・レーム(ドイツ)の場合、「T64」と区分される。

陸上ではトラック種目や跳躍競技を「T」、投擲(とうてき)競技を「F」と分類。障害の種類に応じ、10番台=視覚障害▽20番台=知的障害▽30番台=脳性まひなど▽40番台=機能障害、低身長など▽50番台=車いすや投擲台使用▽60番台=義足使用-と分かれ、数字が小さくなるほど障害の程度は重くなる。東京大会で3連覇を目指すレームは右脚の膝下に義足を着けており、障害の程度は最も軽い「64」となる。

また、車いすバスケットボールと車いすラグビーでは、障害の程度によって各選手に「持ち点」を付けるポイント制度を導入している。車いすバスケットボールでは、最も程度が軽い4・5から最も重い1・0まで0・5点刻みの8段階に区分し、コート上の5人の持ち点を計14点以内に制限。車いすラグビーは3・5~0・5の7段階に分け、4人の持ち点を計8点以内に定めている。

義足や車いすをまるで体の一部であるかのように使いこなす選手たち。そこに至るまでの努力が感じられるのも、パラリンピック観戦の醍醐味(だいごみ)だ。

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