ブレア元英首相が米批判 アフガン撤退「愚か」

トニー・ブレア元英首相(UPI=共同)
トニー・ブレア元英首相(UPI=共同)

2001年に米軍とのアフガニスタン攻撃を決断した英国のブレア元首相は21日、主宰する研究機関への寄稿で「『永遠に続く戦争』を終わらせるという愚かな政治的スローガンに従ってアフガンを撤退した」と主張し、名指しを避けながらもバイデン米大統領を批判した。

ブレア氏は、撤退が世界中のイスラム過激派組織を喜ばせ、中国やロシア、イランがこの機を利用すると強調。欧米関係への悪影響をもたらすとし「時代の転換点となる撤退にしてはならない」と指摘した。

イスラム主義組織タリバンに対処する手段を取りながら圧力をかける必要があると訴えた。アフガンは米国や日本、英国の援助に依存しており、タリバンは困難に直面するとの見通しを示した。

ブレア氏は1997~2007年の首相在任中、米英関係を強化したが、アフガン戦争やイラク戦争での対米追随姿勢が国内外から批判を受けた。(共同)