IR誘致に弾み、大阪期待 横浜市長選

IRの会場となることが予定されている夢洲(ゆめしま)=今年1月、大阪市此花区(本社ヘリから、永田直也撮影)
IRの会場となることが予定されている夢洲(ゆめしま)=今年1月、大阪市此花区(本社ヘリから、永田直也撮影)

立憲民主党推薦で横浜市大元教授の山中竹春氏が横浜市長選で勝利し、同市のIR誘致からの撤退が確実となった。誘致に手を挙げている地域は大阪府と市、和歌山県、長崎県の3カ所のみに。大阪府と市では7月、オリックスと米MGMリゾーツ・インターナショナルの連合が1兆円規模のIR整備計画を行政に提出しており、IR誘致による関西経済の底上げを期待する声が出ている。

関西は人口が減少を続け、電機・電子部品といった製造業もまだ勢いを欠いている。

日本総合研究所の若林厚仁・関西経済研究センター長は「訪日外国人客(インバウンド)を軸とした観光産業が、今後の関西経済をリードすることになる」と予想し、IRは観光産業発展の「切り札になる」と指摘した。

大阪では令和7年の大阪・関西万博開催を見越し、都市部の不動産開発や交通インフラ整備などが活発化しつつある。万博後も経済活動を盛んにするため、IRを通じた継続的なインバウンドの誘致などが期待される。